2010/09/12

IE と、特定バージョンの JRE を組み合わせたThinApp パッケージを作る

ThinAppで、
Webブラウザ、ここでは IE6やらIE8やらと、
JRE(Java Runtime Environment)の特定バージョンを組み合わせたパッケージを作る方法。

---はじめ
1.ThinAppのキャプチャで、パッケージングしたいブラウザとJREを同時にインストールしてキャプチャする。

2.パッケージをビルドする前に、以下のエントリが "HKEY_LOCAL_MACHINE.txt" ファイルに含まれていることを確認する。含まれていなかったら追記する。
isolation_full HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects

この追記作業が無くても、うまくいく場合もあるけど、おまじないとしてやっておいたほうが無難。ThinApp 4.6で確認したところ、このエントリはデフォルトで含まれる模様。

理由:
上記のレジストリには、IEが読み込むプラグイン用のDLLが記述される。このレジストリは、デフォルトではパッケージ(本稿ではIEが該当)からネイティブ環境のものを見にいくようになっている。
よって、ネイティブ環境に、新しいバージョンのJREがインストールされた場合、このレジストリが上書きされてしまい、IEは、その新しいバージョンを使いに行ってしまう。
上記のレジストリについては、常にパッケージ内の仮想レジストリを見にいくようにすれば、この課題が回避できるから。

3.パッケージをビルドする。

---おしまい

なお、ブラウザが使っている JRE の バージョン確認 ができる素敵なURLはこちら。
http://javatester.org/version.html